続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても

「ありがとう、ただのサプリメントだよ。返して?」


メイリンの手から、それを取り返そうとしたけど、ぎゅっと両手で握りこんで離さない。

サプリメントケースに入ったそれを。


「やだ、本当のことを話してくれるまで返さない。
ただのサプリなら、なんで一瞬あせった顔したの?
まさか兄さん、アブナイ薬でもやってるんじゃ......」


どうやら本当のことを話さないと納得しそうにない。

さすがに覚醒剤をやっていると誤解されたら困るので、本当のことを話すことにした。


「ごめん、サプリっていうのは嘘ついた。
だけどこれはアブナイ薬じゃなくて、普通の薬だよ」


普通かどうかは分からないけど。

何の薬か聞かれたので、睡眠薬と胃薬と答える。

あまり常用し過ぎると良くないらしいけど、ここ一ヶ月の間、この二つが手離せない体になっていた。

ストレスからかわずかな睡眠時間にもほとんど眠ることができず、そのせいで胃だけじゃないが体が悲鳴をあげている。