続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても

外見を誉められるより、歌の上手さを誉められるよりも、何よりも。

人の心に響く歌だと言ってもらえることは、俺にとって最大の誉め言葉だ。

きっとそれこそが、俺がこの世界にいる理由なんだろうな。

好きだとか愛してると言われるよりも、俺の歌で泣いたと言われた方がうれしいんだ。

その言葉の方が俺を理解して、愛してると言われている気がするから。

だからなのか、それを聞いて今までよりもっと、ジェニーのことが愛しくなった。

......ああもう、認めるしかない。



俺もジェニーを愛してる、と。




「今度......とは言ってもいつになるか分からないけど、両親が台湾にくるんだ」


「急に話そらさないでよ。
大事な話してたのに」


「最後まで聞けって。
もし都合が合えば、お前もくるか?」


さっきまでの強気な態度とはうって変わって、いいの?と不安気なジェニーの返事にうなずく。