続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても

「......韓国語の勉強してるのか?」


横になったまま部屋を見渡していたら、本棚に韓国語の本を見つけたので、それを指差す。

ふさぎこんでいた気持ちが久しぶりに母国語の本を見たことによって、少し浮上する。

言ってくれれば、俺が教えてやるのに。

......いやいや!ルンルンに会わせてもらってるし、部屋に上がらせてもらってる礼だ!

別にジェニーのために何かしてやりたいとかそんな気持ちからじゃない!

俺は義理がたい男なんだ。

心の中で一人でノリツッコミしている間に、ジェニーは本棚からその本を取りだしてから、また俺の近くに座った。


「ヨンウンのパパとママに挨拶できるように練習してるの。
いつ婚約者だって紹介されても恥ずかしくないようにね」


「だから何で付き合ってもいないのにそうなるんだよ!
お前にはついていけない!
永遠にそんな機会はこないから安心しろよ」


今度は心の中じゃなく、口に出してツッコミをいれる。

こいつにまともな答えを期待してはいけない、そう悟った。

さっきジェニーのことが少し理解できたような気がしたのは間違いだったみたいだ。