続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても

そしてその後も何度かやり直し、ようやく最上階以外は全て撮り終わった。

最上階にエレベーターがついて、ソンミナを見た瞬間に胸がいっぱいになる。

もともと頭に入っていなかった台本の台詞がどこかにいってしまうくらいに。



「初めて会った時から、ずっと好きだったんだ...!
会えないと苦しくて...、だからもう離れないで!」


「今まで言えなくてごめんね...。
私も大好き!」


エレベーターを飛び出して、息が上がっているソンミンに抱きつく。

もう自分が何を言っているかも分からない。

後で思い出したら、自分を殴りたくなるくらいの赤面モノのクサイシチュエーションなんだろうけど、今はそんなことは気にならなくて。

こんなに好きで失いたくないってこと、今さら気づいたんだよ。

私も離れたくない...。



「やればできるじゃないか!
台本とは違ったけど二人とも良かったよ!」


監督からの初めてのお褒めの言葉を頂くまで、私はずっとソンミンに抱きついていた。