続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても

「うそ。さっき言ってくれたこと、うれしい。
あの時の子がいつのまにか大人になったんだね...。」


もう俺たちが初めて会った時から二年ぐらい経つだろうか。

他のメンバーは事務所のオーディションを受けて練習期間もあるけれど、俺だけスカウトでデビュー直前の加入だった。

ハイスクールの仲間と遊びでやっていたバンドのライブで、ボーカルの俺がたまたまスカウトの目にとまって。

歌は好きだったから喜んで承諾したが、グループでデビューするとは思っていなかったんだ。

育った環境も国籍も違う他人といきなり同居しろと言われて、初めて親元を離れた。

俺はあの時、本当の自分を出せなくて息がつまりそうだったんだ。

アメリカで自由に生きてきたのに、文化の違うここでは戸惑うことばかりで。

そして、一番年下で、グループの末っ子で。

ソンミン兄みたいに上手に年上に甘えることもできない。