ドキッ


出た。

ノーマル日向。

苦手だ。

心臓がうるさい。


「すっ好きだよ。」


恥ずかしいけどまっすぐ日向を見つめる私。


でも気持ちを伝えなきゃ。

日向があまりにも壊れそうな瞳で私を見つめるから。


「じゃ、できるよね?」


満足そうに微笑むのは悪魔日向。

そして目を閉じる。


「......。」


ゆっくり日向に近づく。


近くで見る日向の顔はため息がでるほど可愛い。

長いまつげが日向の顔に影を落とす。


おっお色気ムンムンだ。


チュッ


触れるか触れないかの軽いキス。

キスをされた日向は大きな瞳を開ける。