私はそう言って音ちゃんを見つめる。


「そんなの関係ないよ。」


悪魔の如く微笑む日向はなんだかいつもと違う。


なんて言えばいいのだろう?

イタズラ心を感じない。

焦ってる感じがする。


「若菜の気持ち、態度で示して?」


そう言うと私の横に腰を下ろして目を閉じる日向。


キスしろってこと?


むっ無理だって!!

自分からなんて恥ずかしすぎる!!


「....僕のこと好きでしょ?」


急に日向が目を開ける。