ボク達は足早に家へと帰り、買ってきたものを冷蔵庫へとしまった。
悠里の買ったアイスはなんとか無事だったようだ。
そして冷蔵庫から必要なものだけだし、晩ご飯の準備に取り掛かる。
ハンバーグだからそんなに時間もかけずに作り終えるだろう。
「燐の作るご飯なんて初めてだな~、すっごい楽しみ!」
「確かにそうかもね~、口に合うかわかんないけど…」
その言葉に悠里は「絶対美味しいから大丈夫!」と満面の笑みで言った。
その自信はどこから?と思ったがあえて口にはしないことにした。
一通り下ごしらえも終え、プライパンで焼いていく。
「んー、いい匂い」
そんな声を聞きながら、並行してソースを作る。
それにしても料理なんて久々にしたな…
いつも独りだったから適当に済ましていたし。