ナクシタモノ







普通ならここで関係が切れるはず。




もう合わないって思ってたのに。



「なんでくるんですか?」


「だって学校あるでしょ?」



学校ね…。


「死ぬつもりだったんで辞めました。」


真顔で答えると烙刃と由紀は顔を歪めた。


「それじゃ。」




「待て。」




家に入ろうとすると烙刃に声をかけられた。


「まだ何か用ですか?」



「……。」



烙刃は無言でボクに向かって何かを投げてきた。


「…携、帯?」


どうして?


どうしてこんなものを…ボクに?



「…やる。」

「いりません。」


ボクは即答した。



だが3人はボクの言葉は聞かないというふうに去って行った。





「まったく…」



そう呟きボクは家に入った。