ナクシタモノ





俺が出ていられるのはせいぜい30分。



それまでにここを出ていかなければ…。





3人が俺から視線を逸らしたと同時に扉に向かって駆け出し外にでた。





出たまではよかったがドアの外には見張りだとおもわれる人が2人立っていた。





「逃げられると思うな。」



烙刃のその言葉に苛立ちを覚えつつも、


なんとか気持ちを落ち着かせた。




どのくらい時間が経っただろう…。



視界が眩む…。



これは俺と燐が入れ替わるときの前触れだ。


「夕闇くん…?」



由紀のその言葉で俺の記憶は途切れた。






──────…。