ボクは無意識に自分の手を握っていた。
「…腕にも傷があるよね?
それも自分でやったの…?」
由紀は優しい口調で聞いてくる。
まるでボクをあやすように…。
「答えろ。」
由紀の問いに少し間をあけ烙刃が命令するように言ってきた。
ボクはため息を付き淡々と思っていることを口にした。
「……あなたたちに言ったところで何も変わらないし分かってもらえない。
第一、ボクは人間を信用していません。
だから死のうとした……
これで満足ですか?」
一気に喋ったボクを見ながら和真が口を開いた。
「そんなん、聞いてみんとわからんやろ…?」
「そうだよ、もしどうにも出来なくたって話せば少しは気持ちが軽くなるよ?」
どうしてそんなに聞きたがる?
イラつく…。
「話す気はありません。
言ったでしょう? 人間を信用してないって。
平気で嘘をつく、裏切る…そんな奴に何を話しても同じです。」
「僕らはそんなことしないよ…?
過去になにがあったかわからないけど僕らは燐ちゃんを絶対に裏切らない。」
なんでそこまでして…
やめてやめてやめてヤメロ…
「これ以上、俺たちにかかわるな。」
燐を傷つけるやつは許さない…。
俺が…俺らが許さない……。
