『なっ、何するんですか!』 「知らないようだから、教えてやろうと思ってな。」 はい? 何言ってるの? バランスを崩した私は、男の腕の中にいた。 『は、話して下さい!!』 この男…やばい。 その言葉が、私の頭の中をよぎった。 ばかっ。 何で、気づかなかった訳!! どうしよう…………。