in屯所


「おいおい、静乃ちゃんは助かるのか?」


「新八。ふざけたこと、言うんじゃねえ。助かるに決まってる。」



あれから、屯所に運んだ後。

山崎さんや、医療班によって治療が始まっていた。



普段なら、あれほどの深手をおえば、屯所内に悲鳴が響くが…


気を失っているのか、悲鳴どころか、虫の鳴き声しか聞こえなかった。



「佐之、そろそろ土方さん達も帰ってくるんじゃ…」


「ああ。手伝いにいくか。」