†蝶鬼鈴Ⅱ†


『っ…………………!』



私が、意を決して踏み出した瞬間。



「近藤さん!!こちらに」


あっ。
あれは、山崎さん?


そのまま、近藤さんは山崎さんに連れて外に出て行った。



私の体は、まだ踏み出したまま。



よかっ…!!!!!!



私の意思が弱くなる前に、それは一瞬の時の如く………





私を動かした。