私は、顔が赤くなっているような気がしたから下を向いた。 再び手を引かれたまま歩き、階段をのぼって一番端の部屋を開けた。 中は、お姫様が住んでいるんじゃなかろうか、というような、ピンクのフリフリがいっぱいの部屋だった。 「だ、誰の趣味でしか?!」 か、噛んだ/// ちらりと舜さんを見ると、お腹を抱えて笑っていた。 「お前…っ…いちいち面白い奴だな!でしか、って…」 目に涙を浮かべている。 そんなに笑わなくても…。