蒼空~キミの名前を呼ぶ~





「じゃ、お邪魔みたいだし
あたし帰るね~♪

美紗ちゃん、ばいば~い♪」



「あ、さっ…さよなら!!」





「あ、おい菜緒!!」



「ん? なに~?」




帰ろうとした菜緒さんを引き留めた蒼空。

そして…





「オレ…手術しようと…思う」



少し俯いて蒼空が言った。





「ほ…ホント…ッッ!?
それ本当なの、蒼空っ!?」



その言葉に真ん丸にして瞳に涙を溜めた、菜緒さん。


あたしも、その言葉を聞いて涙が溢れそうになる。




「うん」



「よかった、蒼空っ!!
あたし…
蒼空までいなくなっちゃうのかと…」



「うん…、ごめん

オレが変われたのも、全部…
このバカのおかげたがら」



「へっ!?」




そう言って、ニコッと昔みたいに太陽のような笑顔で、あたしの頭を自分の肩に抱き寄せた蒼空。