蒼空~キミの名前を呼ぶ~





「いやーっ!! ごめんねぇ~?
空気読めないヤツで!!」



ニッコニコの笑顔をあたしに向ける、菜緒さん。






も、もう…頭が着いていきませんっ!!





「おい、菜緒
美紗がパニクってる
自己紹介くらいしろよ」




あたしの様子を見ていた蒼空が『こいつバカだから』と付け足して、菜緒さんに話しかける。




「あ、そっか!! 自己紹介ね!!」




じ、自己紹介、プリーズ…!!!





「あたしは、松崎 菜緒!!

え~っと…
蒼空のお父さんのお姉ちゃんの娘でっす♪」



え、うん?

蒼空のお父さんの…


なんだって?





それを察した蒼空が、呆れた目で一言。




「菜緒は、オレのイトコ」






………え、え!?


「ええぇぇぇええ!?」



「うるさい!
ここ病院だぞ、美紗!!」



「え、だって…えぇ!?」




ま、マジですか…!

じゃあ、あたしの今までのアレって…
空回り…?