蒼空~キミの名前を呼ぶ~





「美紗…」




少し身体を離されて、目の前が蒼空でいっぱいになる。

蒼空のシトラスの自然な香りで酔わされて。






「好きだ――――…。

ずっと、オレの側にいて…」




「遅いよ、バカ…」






近付く蒼空の顔に、あたしはそっと目を瞑る。










――――大好き、蒼空。






唇が重なって、幸せで溢れる。



チュッと甘いリップ音をたてた、短いキス。

唇を離すと、蒼空の瞳に捕らわれて。





もう一度、キミと甘く優しいキス。






さっきよりも長く唇を触れさせて、頭がクラクラする。