蒼空~キミの名前を呼ぶ~




「オレは…
夢じゃないと、困るんですが」


「あたしは、現実じゃなきゃ困るんですが」


「……」


「……」



黙らないで欲しい…。

緊張で、心臓が破裂するかも。





「なんで、来たんだよ…?」


そう言って、蒼空はゆっくりと起き上がった。



「蒼空に話があるから」



あたしは、真っ直ぐと蒼空を見つめた。





「もう、関係ないって…」


「あたしも、そう思ってたんだけどね」



蒼空の弱々しい声をあたしの声でさえぎる。





「あたしたち、まだ関係あるみたい」


「は…?」


「まどかが言うには、どちらかがまだ好きなら、それは関係あるらしい」


「何が言いたいんだよ…」






どんな風に思われるかな。


迷惑? 呆れる?



蒼空の気持ちがわからなくて、怖い。





だけど、それ以上に…



















「蒼空が好き」