蒼空~キミの名前を呼ぶ~






あたしに気付かずスタスタと歩いて行ってしまう蒼空の横顔…

昔からその横顔が大好きだったよ。






ううん、


あたしは今も――…










「もぉ~!

歩くの早いよ、蒼空~っ!!」








え…?







あたしじゃない可愛らしい声。


すると、小走りで走ってきた綺麗な女の人。
あたしより、少し歳上だろうか。







『蒼空』そう呼んだ女の人は…



「……ッ!!」





蒼空の腕に自分の華奢な腕を巻き付けた。