蒼空~キミの名前を呼ぶ~





「沢渡さん、
あなた高野くんに嫌われてるのよ?」




やっぱり人を馬鹿にしたような話し方で…。



あたしは、視線を蒼空から声の持ち主…

つまり――、蒼空の取り巻きの女子に視線を移した。







「沢渡さんってぇ…
見かけによらず、しつこいんだねぇ」



「嫌われてるのわかってるのに、すごぉい!!
あたし、そのしつこさ尊敬しちゃう~」



「でもねぇ、高野くんは今からあたしたちとお話するからぁ…
ちょっと待っててくれなぁい?」



「ちょっとー!!
可哀想よ、そんな期待させちゃ
待ってても、高野くんに嫌がられてるんだから無理よ~」



「あ、そっかぁ!!
ごめんねぇ、沢渡さん?」



クスクスとイヤミっぽく笑って、勝ち誇ったような顔をする女子たち。






その話し方…、どうにかなんないの…?

ムカつく…



けど――、本当にその通りだ…。




悔しい…。