あたしは大きな声で、碧い碧い海に叫んだ。 「決めたんだぁ――ッッ!!!!」 「へ…!? 何を!? てか、急に何!? 耳、壊れるからっ!!」 「あははっ、ごめーん」 …決めたよ。 今度は誰も傷つけないから。 傷つくのは…、 最低なことをしたあたしひとりで十分だ――。