蒼空~キミの名前を呼ぶ~




「美紗ちゃんっ!!」


ドアから転がるように出てきたのは

――神崎くん。




「ごめんね!? 待った?」


「ううん、全然!」


「オレ、美紗ちゃんから手紙もらった時、すっげぇ嬉しかった!!」


「……っ!!//」



にこにこ仔犬みたいに笑う神崎くんが可愛くて、ついキュンとしてしまった。


それをごまかすように、本題を切り出す。




「あの、ね…っ。


こんなあたしで、いいのかなぁ…?」




だって、神崎くんって顔もカッコいいし誰とでも仲良くなれるし…。

男子からも女子からも人気。


もちろん、神崎くんを好きな女の子だって少なくはない。





なのに……、

あたしなんかでいいのかな……?