「美波どうしたの?さっきから全然喋んないじゃん」 「っえ?」 驚いて顔をあげると、3人の目があたしに向いてる。あたしにはそれが疑われているように見えて怖かった。 「えっと……」 返す言葉が見つからない。 「あ……具合、悪くて…」 咄嗟に出た嘘はありきたりな嘘で、言った後に後悔した。 こんな嘘、信じるのかと。 でも、あたしが心配する必要はなかった。 「そっか。大丈夫?早退したら?」 この人たちはあたしのことなんて興味ない。 だから、嘘だって分かってても気にする素振りも見せないでしょ?