「えええ…一番低いブロックが、真ん中のあの突起のような部分? 俺のジャンプ力思えば…あんな高い処にジャンプできないし、だとしたら端か真ん中で待機していても、もし高い処の位置にブロックが落ちてきたら…ブロックの形によってはライン超えちゃうかも」
確かに…難しい形で積まれていた。
仮に跳躍が可能としても、落ちてくるブロックの横列は最低で2ブロック分。
真ん中に落したとしても…途中にある突起にひっかかる。
左右の端がが埋まらぬ限りは、段は消せない。
最下段を動かそうにも、上に積み重なっている重さはかなりのものだし、配置的に左右に分かれすぎており、段消しおろか連鎖は難しい。
ただ…真ん中の列が埋まり、上方に密集する…聳え立つあのブロック群を、左右どちらかに倒して崩すことが出来るのなら。
100段以上もの積み重なったブロックが次々に上手く溝に落下すれば、幾重にも連鎖は可能。
0か100か。
博打のような形だ。
「あ、落ちてきた…。げげ…高い処の位置だ!!!」
「ニノ、ブロック受け止めに、他の奴の力の補助は認められるか?」
『お答えします、櫂様。認められません』
ならばここは。
「翠、俺が行くッッ!!!」
「駄目だよ!! お前が行ったら、次の俺が段消しに繋げられない!! 結局落下ブロックは持てないのには変わらないし、仮に上手く最下段揺らせても、消せるか判らない。だったら、俺がこれを真ん中に落として、お前が最下段動かすのがより多くの段を消せるッッ!!」
見えてくる。
落下ブロックが。
やはり…高いブロックの上に積もろうとしている。
あの形…16ブロックで構成されたI型だ。
あまり頻繁に出てこない形が、何でこんな時に出る!!!?
やばい、縦に落ちてくる。
ラインを超えてしまう!!
「俺が行くッッッ!!!」
「翠ッッ!!!?」
「やるしかないだろ、俺はやるッッ!!!」
そして翠は助走をつけて、飛び跳ねたんだ。
高いブロックの…頂上を目指して。
◇◇◇
《UnderWorld 008》

