――――――――――――――――――――――――――――……
神崎家が薄らぎ始める。
それと同時に、上から降りてくる円卓。
その横に居たのは――
「あはははは~。ROUND2はどうだった~?」
封筒を手にした青い氷皇。
………。
心を攻撃され涙で堪え忍び、そして感動で締めくくった空気を、簡単にぶち壊す性悪な青。
………。
緋狭さん探索にかこつけて、神崎家の2階に上がったのは…まさかこうして降り立つための準備?
どうせ何処かからか笑いながら見ていたんだろう。
俺はキッと睨みつけて、氷皇から封筒を奪い取ると、円卓の上の青いボタンを手の平で叩き付ける。
バンバンバン!!!
あまりに腹立たしくて、3回も叩いてやった。
「あはははは~。男の日って辛いよね~」
精神を落ち着けろ。
聞こえてくる声を、そのまま耳の外に聞き流せ。
「ねえねえ、最後に…俺と戦うんじゃとか思ってなかった?」
その氷皇の2つの瞳が…藍色から、オッドアイに変わりゆく。
ああ、強さを誇った氷皇も所詮は人形か。
本物ほどの力もなかったのは事実。
「ROUND1が急かされるように終わり、俺がいなくなって…大ボスみたいに出現するとか不安になってなかった?」
「ないな」
「ねえな」
「え~!!!? 何でだよ。今、ようやくアカ説得して、ROUND3を…」
「必要ない。行くぞ、煌」
「おう。俺も必要ねえ」
「えええ!!? 戦おうよ、ねえ!!!」
「ROUND1と2しかない世界に3を取り入れたのはお前事情。こちらは告知もなく、了承もしていない。封筒を手にとらせて尚決行するというのなら…それは完全定義(ルール)違反。せめてその前に…悪夢の中に、現われるべきだったな」
「だけどそうしたら、舞台が…"夢"になるじゃないか」
「そう。お前の存在は両刃の剣。使い方を間違えればボロが出る。そんなのは…必然の氷皇ではない。もう俺達を惑わせなくていい。此処を抜ける為に、本人の前で記憶の煌すら切った俺は、虚構の氷皇など怖くはない」
本人と…比較できてこその幻なれば。
「動じなくなったか…。順応早いよね。はい、じゃ…此処で最後の俺の仕事。CLEARのご褒美上げる」
手にしているのは青い袋。
何だ?
もぞもぞ…動いている。
貰ってもまるで嬉しくない気がする。
神崎家が薄らぎ始める。
それと同時に、上から降りてくる円卓。
その横に居たのは――
「あはははは~。ROUND2はどうだった~?」
封筒を手にした青い氷皇。
………。
心を攻撃され涙で堪え忍び、そして感動で締めくくった空気を、簡単にぶち壊す性悪な青。
………。
緋狭さん探索にかこつけて、神崎家の2階に上がったのは…まさかこうして降り立つための準備?
どうせ何処かからか笑いながら見ていたんだろう。
俺はキッと睨みつけて、氷皇から封筒を奪い取ると、円卓の上の青いボタンを手の平で叩き付ける。
バンバンバン!!!
あまりに腹立たしくて、3回も叩いてやった。
「あはははは~。男の日って辛いよね~」
精神を落ち着けろ。
聞こえてくる声を、そのまま耳の外に聞き流せ。
「ねえねえ、最後に…俺と戦うんじゃとか思ってなかった?」
その氷皇の2つの瞳が…藍色から、オッドアイに変わりゆく。
ああ、強さを誇った氷皇も所詮は人形か。
本物ほどの力もなかったのは事実。
「ROUND1が急かされるように終わり、俺がいなくなって…大ボスみたいに出現するとか不安になってなかった?」
「ないな」
「ねえな」
「え~!!!? 何でだよ。今、ようやくアカ説得して、ROUND3を…」
「必要ない。行くぞ、煌」
「おう。俺も必要ねえ」
「えええ!!? 戦おうよ、ねえ!!!」
「ROUND1と2しかない世界に3を取り入れたのはお前事情。こちらは告知もなく、了承もしていない。封筒を手にとらせて尚決行するというのなら…それは完全定義(ルール)違反。せめてその前に…悪夢の中に、現われるべきだったな」
「だけどそうしたら、舞台が…"夢"になるじゃないか」
「そう。お前の存在は両刃の剣。使い方を間違えればボロが出る。そんなのは…必然の氷皇ではない。もう俺達を惑わせなくていい。此処を抜ける為に、本人の前で記憶の煌すら切った俺は、虚構の氷皇など怖くはない」
本人と…比較できてこその幻なれば。
「動じなくなったか…。順応早いよね。はい、じゃ…此処で最後の俺の仕事。CLEARのご褒美上げる」
手にしているのは青い袋。
何だ?
もぞもぞ…動いている。
貰ってもまるで嬉しくない気がする。

