シンデレラに玻璃の星冠をⅢ



光景に――

テレビがついた。


「十分、心を攻撃してきてるじゃねえか!!!」


「それが攻撃だというのなら、事実を答えられるニノは、そう告げるだろう。言えないということは、このゲームにおいて、この凄惨な光景は…俺達への攻撃という意味は持ち合わせていない。そしてそれが核心の近くにあるんだ」


「はあああ!!?」


「だから俺は最後に聞いたんだ」


――ニノ、もし"守った"ら…どうなる?


――お答えします、櫂様。永遠に続くだけです。



「守ってはいけないという基本があり、もしも守れば永遠に続く。"続くだけ"…つまり今、動いているものがあり、それが永遠に続いていくと警告しているのなら。

続いていくものはこの悪夢のことであり、そしてこの悪夢は…俺達に何かを気づかせるためのものなんだろう」


「気づかせる?」


「ああ、守ってはいけない対象、じゃないかな。

それを俺達が見つけない限り、この悪夢は永遠に続く。

そしてそれは…少なくとも芹霞や芹霞の親ではない。

今…守っている自覚がなくても再生されている上、仮にそれを守っても永遠に続くと告げられているのだから」


煌は…沈んだ顔をした。


「俺…判らねえ…」


「逆に考えよう。この悪夢の再生を終わらせるためには、守ってはいけないものを自分達で探さないといけない。

そしてそれは恐らく今…俺達は無意識に"守っている"はずだ。

だから…悪夢が続いている」


「守っているもの? んなものあるかよ…。

俺達…見ているだけだぜ?」


ソファに新聞が現われた。


「そう見えて…この状態で、俺達が守っているものがあるんだ。恐らくは」


それが何かを気づくことが出来れば…。


「ニノ。この悪夢が終われば…CLEARか?」


『お答え…致しかねます』


NOと言い切れないということは…



「この悪夢の中に関係することは、間違いない」


俺はそう言った。