光景に――
テレビがついた。
「十分、心を攻撃してきてるじゃねえか!!!」
「それが攻撃だというのなら、事実を答えられるニノは、そう告げるだろう。言えないということは、このゲームにおいて、この凄惨な光景は…俺達への攻撃という意味は持ち合わせていない。そしてそれが核心の近くにあるんだ」
「はあああ!!?」
「だから俺は最後に聞いたんだ」
――ニノ、もし"守った"ら…どうなる?
――お答えします、櫂様。永遠に続くだけです。
「守ってはいけないという基本があり、もしも守れば永遠に続く。"続くだけ"…つまり今、動いているものがあり、それが永遠に続いていくと警告しているのなら。
続いていくものはこの悪夢のことであり、そしてこの悪夢は…俺達に何かを気づかせるためのものなんだろう」
「気づかせる?」
「ああ、守ってはいけない対象、じゃないかな。
それを俺達が見つけない限り、この悪夢は永遠に続く。
そしてそれは…少なくとも芹霞や芹霞の親ではない。
今…守っている自覚がなくても再生されている上、仮にそれを守っても永遠に続くと告げられているのだから」
煌は…沈んだ顔をした。
「俺…判らねえ…」
「逆に考えよう。この悪夢の再生を終わらせるためには、守ってはいけないものを自分達で探さないといけない。
そしてそれは恐らく今…俺達は無意識に"守っている"はずだ。
だから…悪夢が続いている」
「守っているもの? んなものあるかよ…。
俺達…見ているだけだぜ?」
ソファに新聞が現われた。
「そう見えて…この状態で、俺達が守っているものがあるんだ。恐らくは」
それが何かを気づくことが出来れば…。
「ニノ。この悪夢が終われば…CLEARか?」
『お答え…致しかねます』
NOと言い切れないということは…
「この悪夢の中に関係することは、間違いない」
俺はそう言った。

