「玲!!!?」
「馬鹿な!!」
「……くッッッ!!!」
焼き付くような痛み。
気が遠くなる程の痛み。
その痛みに、自然に手から刀が離れた。
何をどう考えればいいのか判らない。
流されて生き続けた罰?
芹霞の身代わりに愛を求めた罰?
何だよ、それ…。
何なんだよ…。
僕は…愛を求めてはいけなかったの?
僕は…幸せな夢を見てはいけなかったの?
罪、罪、罪…。
どこまでも罪深い僕は…
闇に沈むしかない。
痛い。
この激痛は誰の痛み?
もう判らない。
この激痛は、僕の罪として背負っていくよ。
せめてこの――
手の甲の痛みを。
………。
手の甲?
涙で滲む目を、薄く開ければ…
僕の手の甲には血色の…深い傷跡。
それは刀ではなく――
まるで何かの爪にひっかかれたかのような。
5本の真紅の線。
「……え?」
そして僕は見たんだ。
「ニャアアアアアン」
口に脇差を咥え――
宙を優雅に飛ぶ…
白い小さな生き物の姿を。
そして。
「ナイス、クオンッッッ!!!!」
ガッツポーズの芹霞と、由香ちゃんの姿を。

