ひくっ。
俺と煌は、同時に反応した。
最後の胡散臭い笑いは…なんだ?
「アオッッッ!!!!」
そう叫んだのは――
紙のオニのお面を被った…
赤い外套姿の女性。
お面など意味がない。
あれは――
「緋狭姉!!!? やっぱ!!!? やっぱ!!!?
オニって言ったら、やっぱ緋狭姉!!!?
それしかねえよな!!!」
煌の不安的中。
「煌、緋狭さんは此処にはいない。
見ろ。あの緋狭さんは…両手がある。偽者だ」
「櫂…お前甘いよ…」
煌の顔色は蒼白で。
「1本腕でも凄い緋狭姉の…例え模造品(レプリカ)であろうが、2本腕になったらどうなるよ!!?」
確かに――。
「やばい!!! 煌…もうランダムの色が確定している!!! 青い石を踏め!!! 翠、翠…動け!!!」
「……。…・・へ? ……え!!!? ああああ!!!?」
しかし…翠の動きが一瞬遅く。
翠の足は、黄色の石畳を踏んでいて。
ピーッッッ。
ホイッスルが鳴った。
「オニが攻撃する」
そんな緋狭さんそっくりの声と共に――
「金翅鳥(ガルーダ)!!!」
空が暗くなったと思えば、空に瞬く炎の鳥。
「はあああああ!!!? 初っ端からそれ!!!?
攻撃レベル最低のはずだろ!!!?」
クアアアアアア!!!!
金翅鳥(ガルーダ)が、盛大に炎を撒き散らした。
◇◇◇
《UnderWorld 002》

