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「じ、じゃ…行くよ?」
床にぺたんと全身俯せになった小猿が、恐る恐る…といった口調で俺達に言った。
「おう!!! 気合い入れて行けよ!!!」
「頑張れよ!!!」
俺と櫂の激励に、
「……う、うん」
返事だけで小猿は動かず。
……ん?
「じ、じゃあ…本当に行くよ?」
また、震える声がして。
「おう、気合い一発ッッ!!!」
「頑張れ」
「………」
……ん?
小猿が動かねえ。
いや、動いてはいるようだ。
カタカタカタ…。
震撼する…蒼白な顔色の小猿。
恐がり蒼白小猿は、頭で行く決心をしても、体が言うことをきかない状態らしい。
カタカタカタ…。
哀れ小猿め…。
「なあ…櫂。どうして穴から降りるんじゃなく、小猿の壁抜けの力を使うんだ?」
「その穴自体、本当に"その場所"に開いているのか怪しいからな」
俺と櫂は小猿の横に屈んで、ぼそぼそ話し込む。
「その場所って何だ? 安全なのか?」
「多分…」
櫂…。
多分で、恐がり小猿を派遣させるのか?
「い、行くよ!!? 今度こそ本当に…」
だが小猿は、口ばかりで動かない。
軽い溜息をついた櫂は、
「…翠の力に頼ろうと思ったけど、翠がどうしても一歩踏み出せないというのなら。少々…手荒に」
顔に、意地悪い笑みを浮かべて。
風の力で、ふわりと翠を浮き上がらせると…
「え? え!!? ええええええ!!!!?」
穴に翠を放り込んだんだ。
「じ、じゃ…行くよ?」
床にぺたんと全身俯せになった小猿が、恐る恐る…といった口調で俺達に言った。
「おう!!! 気合い入れて行けよ!!!」
「頑張れよ!!!」
俺と櫂の激励に、
「……う、うん」
返事だけで小猿は動かず。
……ん?
「じ、じゃあ…本当に行くよ?」
また、震える声がして。
「おう、気合い一発ッッ!!!」
「頑張れ」
「………」
……ん?
小猿が動かねえ。
いや、動いてはいるようだ。
カタカタカタ…。
震撼する…蒼白な顔色の小猿。
恐がり蒼白小猿は、頭で行く決心をしても、体が言うことをきかない状態らしい。
カタカタカタ…。
哀れ小猿め…。
「なあ…櫂。どうして穴から降りるんじゃなく、小猿の壁抜けの力を使うんだ?」
「その穴自体、本当に"その場所"に開いているのか怪しいからな」
俺と櫂は小猿の横に屈んで、ぼそぼそ話し込む。
「その場所って何だ? 安全なのか?」
「多分…」
櫂…。
多分で、恐がり小猿を派遣させるのか?
「い、行くよ!!? 今度こそ本当に…」
だが小猿は、口ばかりで動かない。
軽い溜息をついた櫂は、
「…翠の力に頼ろうと思ったけど、翠がどうしても一歩踏み出せないというのなら。少々…手荒に」
顔に、意地悪い笑みを浮かべて。
風の力で、ふわりと翠を浮き上がらせると…
「え? え!!? ええええええ!!!!?」
穴に翠を放り込んだんだ。

