その後部長は、ファイルをペラペラ捲り何かを確認していた。 「美優、これは余り急ぎではないから大丈夫。 もう帰ろ」 そう言いながら、目の前のパソコンの電源を落としファイルを整える。 私はただ座ったまま、彼の動作を眺めていた。 「さぁ、帰ろうか。美優」 そう言って私に大きな手を差し出す。 その手をみて躊躇ってる私に、部長はひょっいと私の荷物を掴み、強引に私の手を攫った。 「今日は覚悟しといてね。美優」 「…?」