こんな綺麗な人忘れるなんておかしいよな 色々話したいのに、声が出ない 「…何か用?」 冷たく言われて我にかえる 「あっ、あのっ名前…何?」 とりあえず、一番聞きたかった事を言った 「…名簿見れば?」 それだけ言って、その子はさっさと帰って行った 思いもよらない返事に固まってしまった俺は、誰もいなくなった教室で呆然としていた