HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~

私たちはデッキに出て潮風に当たる。


でも、季節は冬…頬を掠める風は針みたいに突き刺さる。


中に戻ろうーーー・・・


「何で?戻る??」


「寒いじゃん」



「コート貸してやるよ」


折りたたみ持っていたコートを私に羽織らせた。



「…」


結生は出勤にいつも着て行くトレンチコート。


私にはダブダブで、手もでない。