「……だから俺を、玲奈の彼氏にしてください」
「……わたし、地味だよ??大して可愛くないし、頭もよくないよ??……それでも、いい??」
たぶん今のわたしは、顔が真っ赤になってると思う。
人生で生まれてはじめて好きだと告白されて、どうしたらいいのか困ってる。
でもそんな彼に、わたしはきっと恋をしてるのかもしれない。
……わたしも健一くんが、好きだと思う。
こんなにもドキドキして、こんなにも嬉しくて、こんなにも恥ずかしくてくて。
……でも。
「俺はどんな玲奈でも、好きだけどね」
でもそんなわたしも、きっと彼に恋をしてる。
「……よろしくお願い、します」
―――THE END―――
