ねぇ、 これはなんだろう。 ここはどこだろう。 君は誰なんだろう。 聞きたくてでも、聞けなくて。 怖くて。 見つけれなくて わからなくて 答えれなくて 寂しくなって 怖い。 「~・・・っ」 此処にいる。 『なんで』 ゴンにはいつも届いてしまう。 「・・・?」 『・・・冷たい』 伸びてくる腕に とっさにすがりつく私。 ゴンは私の顔を心臓へと誘う。 それは暖かい。 心臓の音。 どくん どくん どきん どくん 『小さいな』 私は足を蹴り飛ばしてやった。