「……、て」
「は?」
「助けてくださいっ、おにいちゃん!」
「え、ええ゛ぇっ」
俺、おにいちゃん!?と言われてびっくりな骨に構わず、犬童はほそっこい骨指を握った。
「ぼ、ボク、狐面と戦後学生みたいな二人組にいじめられて……っ、もうおにいちゃんしか頼る人がいないのっ」
『男のやる気は乙女のピンチ設定』を持ち込む犬童だった。
「狐面に、戦後学生っていやぁ、俺の下僕二人組みじゃねえか。は、もしやっ。イタズラとかされたのかっ!ぽるの規制に引っ掛かるぞっ」
「うぅ、写真、いっぱい撮られちゃったの。ふえぇ、もう、おちょと歩けないよぅ」
「なんてこったっ。あいつら、ぽるので荒稼ぎたぁ、なんで俺を誘わねええぇ!」
握られていた骨指が、ぽきりと折れた。


