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(さて、オレの可愛さも立証されたし、これであの狐面の美的感覚がおかしいってこったな。アブノーマル以上のアブノーマル。下手したら、根暗よりもヤバイ奴かもしんねえし、犯罪起こす前に、ブタ箱にぶちこむか)
銃刀法違反には触れないのは天神学園では当たり前なのでさておき。ただいま、犬童くん。どうやってわたるんと冬月を凝らしめようか考え中。
(だあれかいねえかな、あの狐面をたたむような奴は)
嘆息しつつ、窓の外を見た犬童。ふと、校舎の花壇に目をやれば。
「――ったく、あの鬼畜狐面め!俺の肋骨を花壇の肥やしにするたぁ、どういった了見だ!俺の骨じゃ、花が枯れちまうだろうがぁ!花も恥じらう俺のいけめん肋骨なんだからよぅ!」


