【BL】 初恋は実らないもの？

まだ信じられない、この事実

俺の隣を先輩が歩いている


先程、とりあえず一緒に帰る?と聞かれたので俺は頷いた


ドキドキ...ドキドキ...


きっと俺はいま顔が真っ赤なのだろう



「いえ、どこ?」


先輩の問いかけに驚き、ビクッとすると、急に手を取られ、今までゆっくり歩いてきた道を戻るかたちで、グイグイと腕を引かれる


「せっ..先輩?」


そんな俺の問いかけには答えることなく、進む足を止めない先輩に、俺は付いていくしかなかった