私が転んで血が

たくさん出たことで

驚き泣いてしまったときに

要が頬に手を添え唇を

私の唇に合わせてくれた



「優衣ちゃん泣かないで、

僕が優衣ちゃんを守ってあげるから」



私より小さくて泣き虫な要


けど、驚いて涙が止まり

嬉しさで笑顔がこぼれ

指切りをし2人一緒に

手を繋いで家に帰った


幼いころの記憶



今思えばこのころから私たちは

付き合っていたのかもしれないな、


なんて思う