「仕方ないでしょ。

それよりも、テスト勉強しないとね」


そう言って、早希に現実を突きつけてやった。


ちょうどテスト一週間前なんだよね。


勉強しないと。



「うぅ……テストなんか嫌いよぉ」



そう言って、メソメソ泣き真似をする早希。



頭良いくせに……。



「じゃあさ、日本に戻ったら一緒に勉強しない?」


と提案した。



すると、途端に早希は機嫌がよくなった。

「うんっ!

勉強教えてねっ」


「うん、あたしの分かるところだったらね?」