次の日の朝──…



その日は昨日、あんな事があったなんて思わせないくらいの晴天だった。

私の心とはまるで真逆。




結局あのとき、智輝に

“考えさせて”

って言っちゃったんだ。

馬鹿だよね…。





昨日の夜は全く眠れなかった。
ずっとずっと智輝そして真穂の事を考えていた。

私は智輝が好き─…












でも、それは友達としてなんだ。

でもね、もし断って私と智輝の仲が壊れてしまったら…って。
そう思ってしまうんだ。
大好きな友達だから…
やっぱり、この先もずっと一緒に馬鹿やっていきたいんだ。




でもね、真穂も大切なの。
真穂を傷付ける訳にはいかない。






私はどうすればいいですか──…




今日、真穂に

“智輝にコクられた”

って言う?
そんなの言える訳がない。






2人とも傷付かない方法は無いのかな?─…