令嬢と不良 ~天然お嬢様の危険な恋~

便所から戻って来た吉田栞の顔を、改めてじっくり見てみた。

目は二重でパッチリして大きめ。まつ毛は長いが付けまつ毛ではないらしい。黒眼がちで白眼は、ん? ちょっと赤いな。どうかしたのか?

鼻は小さめで若干だが上向き加減か。口も小さめで唇はリップを塗ってるんだろうが、ツヤツヤしたピンク色でぽっちゃりしている。

顎はやや尖り気味で顔はかなり小さい。化粧はしてないか、しててもごく薄くで、肌は真っ白でスベスベしてそうだ。令嬢だけあって、しっかりケアしてるんだろう。

うん、悪くはないな。ガキっぽくて色気は感じないが、逆にこんな女が快感を必死に堪える顔はそそるかもしれない。


それにしてもこの女、相当俺を意識してるな。俺もガン見しすぎか?

吉田栞は、俺の視線を避けながら目を泳がせていた。その顔は、今にも泣き出しそうに見えなくもなかった。