令嬢と不良 ~天然お嬢様の危険な恋~

「あなたが栞を心配する気持ちは解かるし、私だって同じだけど、ちょっと行き過ぎじゃない? やり方も不自然だしあなたらしくないし、まだ何か隠してない? 私達に……」

「…………」

「ねえ、亮……?」

「うるさい! 誰が何と言おうと俺は栞を守る。そのためなら何でもする。それだけだ!」


今度はパパが切れてしまい、ママも私も唖然としてしまった。


「わ、わかったわよ……。でも、松本君との話し合いはなるべく早くしてね?」

「あ、ああ、わかった。今は仕事が溜まっててすぐは無理だが、なるべく近い内にそうするよ」

「お願いね?」

「私からもお願いします」

「うん、わかったよ」


諦め顔のママと頷き合い、私達は立ち上がるとパパの書斎を後にした。


「あ、栞?」


その時、私は後ろからパパに呼び止められた。


「なあに、パパ?」

「気を付けてな?」

「うん、わかってる」

「携帯は必ず持ち歩く事。いいね?」

「うん、そうする。じゃ、おやすみなさい……」


もう、パパったら心配しすぎ!