令嬢と不良 ~天然お嬢様の危険な恋~

「そう? じゃあ言うわね。まずは、そうね……なんで私達にまえもって相談してくれなかったの? 黙って自分だけで決めちゃうなんて、亮らしくないわよね?」


私は同意の意味で“うんうん”と頷いた。

パパは何かを決める時、必ずと言ってよいほど事前に私達に相談してくれていた。特にママには。だから、それだけでも今回の事は十分に怪しいと思う。


「ああ、それはさ、急に今日思い付いたから、葉子に相談する暇がなかったんだよ。後で言おうと思ってたのに忘れてた。ごめん」


パパは想定していた、って感じでスラスラと答えた。でも、もっともそうに聞こえるけど、どうなんだろう。


「そんなのおかしいわよ。今日はあなたも私もずっと家にいたんだから、急だったとしても話し合う事は出来たはずでしょ?」


そうそう。私もそう思う。


「ん……それは……」

「ま、それは置いといて、次に行くわね」


ママに追求されてパパはたじたじだ。次は何だろう。というか、どれだろう。