令嬢と不良 ~天然お嬢様の危険な恋~

「なるほどね。ま、立ち話も変だから、そこに座って? 私達もそうするから」

「え? 今の説明で納得したろ? 俺はまだ仕事が残ってるから……」

「つべこべ言わずに座りなさい!」


ママが珍しくパパを怒鳴り、パパも私もびっくりしちゃった。ママのパパへの怒りは、私のそれより上かもしれない……


「わかったよ……」


パパは渋々という感じでソファに座り、私とママもパパの向かいに腰を下ろした。


「栞を心配してって事だけど、おかしな点がいくつかあるわよね?」

「そ、そうか? 俺はそう思わないけどなあ」


パパは言葉とは裏腹に、目は泳ぎっぱなしだし、オデコには早くも汗が浮き上がっている。ちっとも暑くないのに。


パパは絶対、何かを隠してるわ……