令嬢と不良 ~天然お嬢様の危険な恋~

「どうなんですか?」


俺がイライラしてそう詰め寄ると、漸く吉田泰造は口を開いた。


「結果的にはそうだ」

「“結果的”? 何だよ、その言い方は? それじゃまるで、あんたに非はなかったみたいに聞こえるじゃねえか」

「無論じゃ」

「何だと? さんざん搾取した子会社が負債を抱えて困ってるのを、容赦なく切ったあんたに非がないってか!?」

「君は思い違いをしている」

「何の事だよ?」

「お父さんの会社はうちの子会社ではなかった。単なる下請だ」

「う……同じようなもんだろ?」


と言ったものの、確かに子会社と下請では違うかもしれない。にしても、吉田泰造の俺をバカにしたような言い方と顔が気に入らねえ。


「それに……」