「まさか。それはないわ」
「だよね……」
私は自分で言っておきながら、それは有り得ないと思った。
パパは、表面上は会社の会長であるお祖父様の事を立ててはいるけど、実際は昔からあまり仲が良くなくて、対立する事も珍しくなかった。そんなパパが、素直にお祖父様の命令を聞くはずがない。まして私達に内緒でなんか。
そう思い直したのだけど、
「ただね、お祖父様と連絡を取っていたのは確かなのよ」
とママが言葉をつないだ。
確かにパパは、ハワイにいる時もしょっちゅう携帯で誰かと話をしていた。それはちっとも珍しい事ではないのだけど。
「それはお仕事の話じゃないの?」
「違うと思う。お仕事の話なら、私や栞がいても構わずするでしょ? あの人、私達に聞こえないように離れて話してたもの」
「ああ、そう言えばそうかも……」
ハワイでの事を思い返してみると、確かにパパはそんな行動を取っていたような気がする。
「あの次の日、何かあったんじゃないかしら……」
「えっ?」
「だよね……」
私は自分で言っておきながら、それは有り得ないと思った。
パパは、表面上は会社の会長であるお祖父様の事を立ててはいるけど、実際は昔からあまり仲が良くなくて、対立する事も珍しくなかった。そんなパパが、素直にお祖父様の命令を聞くはずがない。まして私達に内緒でなんか。
そう思い直したのだけど、
「ただね、お祖父様と連絡を取っていたのは確かなのよ」
とママが言葉をつないだ。
確かにパパは、ハワイにいる時もしょっちゅう携帯で誰かと話をしていた。それはちっとも珍しい事ではないのだけど。
「それはお仕事の話じゃないの?」
「違うと思う。お仕事の話なら、私や栞がいても構わずするでしょ? あの人、私達に聞こえないように離れて話してたもの」
「ああ、そう言えばそうかも……」
ハワイでの事を思い返してみると、確かにパパはそんな行動を取っていたような気がする。
「あの次の日、何かあったんじゃないかしら……」
「えっ?」



