家政婦は、でかい木の扉の前で立ち止まった。おそらくそこが客間なのだろう。
そしてノックの後、「お客様がお越しでございます」と言ってその扉をゆっくり開くと、途端に煌びやかな光に満ちた、豪華そうな室内が俺の目に飛び込んできた。
一瞬それに気圧されそうになったが、“相手も同じ人間さ”なんて、おまじないみたいな事を心の中で自分に言い聞かせ、俺は背筋をピンと伸ばして真っ直ぐ前を見た。
こっちに向い、並んで座っていた二人はおそらく栞の両親だろう。かなり若そうに見えるが。あ、いや、母親はそれほどでもないか?
二人揃ってスクっと立ち上がったが、父親はかなりの長身だ。軽く190はあるだろう。もちろん俺より背が高い。
父親は相当なイケメンだが、目付きが少し鋭過ぎる気がする。ま、今は俺を警戒しているせいかもしれないが。
そして右に視線を移せば……いたいた。息子に負けず劣らず鋭い目で俺を見る年寄りは、吉田泰造で間違いないだろう。
憎んでも憎みきれない、おやじさんの仇……
そしてノックの後、「お客様がお越しでございます」と言ってその扉をゆっくり開くと、途端に煌びやかな光に満ちた、豪華そうな室内が俺の目に飛び込んできた。
一瞬それに気圧されそうになったが、“相手も同じ人間さ”なんて、おまじないみたいな事を心の中で自分に言い聞かせ、俺は背筋をピンと伸ばして真っ直ぐ前を見た。
こっちに向い、並んで座っていた二人はおそらく栞の両親だろう。かなり若そうに見えるが。あ、いや、母親はそれほどでもないか?
二人揃ってスクっと立ち上がったが、父親はかなりの長身だ。軽く190はあるだろう。もちろん俺より背が高い。
父親は相当なイケメンだが、目付きが少し鋭過ぎる気がする。ま、今は俺を警戒しているせいかもしれないが。
そして右に視線を移せば……いたいた。息子に負けず劣らず鋭い目で俺を見る年寄りは、吉田泰造で間違いないだろう。
憎んでも憎みきれない、おやじさんの仇……



