令嬢と不良 ~天然お嬢様の危険な恋~

「あの、悠馬さん?」

「ん?」

「悠馬さんにご相談があるんですけど……」

「相談? どんな事?」

「あ、後でいいんです。お仕事が終わってからで」

「終わった後って言ってもなあ……」


そう言って悠馬さんは壁掛けの時計をチラッと見た。そう言えば、悠馬さんのお仕事はいつ終わるんだろう。


「ん……ちょっと待ってくれるか?」

「はい、すみません……」


よしと……。悠馬さんは何て言うかなあ。

その後、しばらく悠馬さんのお仕事ぶりや、店長さんやお客さんの様子を眺めていたら、悠馬さんが私の方へ来てくれた。


「お待たせ」

「あ、はい」

「で、俺に相談って何?」


そう言いながら、悠馬さんは私の向かいの席に腰掛けた。