令嬢と不良 ~天然お嬢様の危険な恋~

悠馬さんお勧めのビーフストロガノフは、コクがあってお肉は柔らかく、とても美味しかった。あとスープも。

なので、あまり食欲がなかったはずなのに、綺麗に完食してしまった。


「ご馳走さまでした。とても美味しかったです」

「そう? はい、これはサービスな?」


そう言って悠馬さんはバニラアイスを私の前に置いてくれた。


「え? そんな、とんでもないです」

「いいから、いいから」

「はい、すみません……」


あんまり遠慮すると、悠馬さんは昨日みたいに怒るかもしれないから、私は素直にアイスクリームを戴く事にした。


私が食べた食器をトレイに乗せている悠馬さんを見ながら、このタイミングかなと私は思った。